儲かる株の見つけ方教えます  【会社四季報から儲かる株を見つける】VOL3

株で儲けたい人は、成長株・割安株・不人気優良株を見つける必要があります。【会社四季報】見ればそれが分かります。私が実際に株で儲けるために実践している、会社四季報の見方を教えます。VOL3

 

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企業のダイナミズムを見る

前号予想修正を手がかりにしよう

凝縮された記事から、いかに業績ダイナミズムを読み取るか

 

株価は、業績の「変化」に敏感に反応します。その変化を知ることができる有効な手立てが、「会社四季報」を読むことです。読み方は、大きく分けて2通りあります。

①業績予想の修正に注目

会社四季報の業績予想は、東洋経済の独自判断による数字であるため、「会社四季報」相場と呼ばれる状況が時々発生します。

投資家に強いインパクトを与えるのが、会社四季報の業績予想の「修正」です。これは今号の業績予想が前号の業績予想を修正した場合で、上昇修正した銘柄を「増額銘柄」と言い、株価は上昇します。また下方修正した銘柄を「減額銘柄」と言い、株価は下落します。

会社四季報では、紙面欄外に矢印記号(➡)を使い、営業利益予想修正率という指標をもとに、業績が変わりつつある企業のダイナミズムを教えてくれて、読者が一目で変化をつかむことができて、とっても便利です。

会社四季報は、まずここを見ましょう!

実質利回りを考え、優待狙いも悪くない

株主優待の何が魅力なのか・・・

株主になると、配当以外にいろいろな特典を得ることができます。「株主優待制度」です。上場企業の多くが、この制度を取り入れています。

企業は、優待として自社の製品やサービス券を株主に提供することで、個人投資家をひきつけたいだけでなく、優待制度をきっかけに自社製品やサービスへの理解を知ってもらおうと、自社宣伝にも使っているのです。

株主優待に関するポイントは、下記の通りです。

①「会社四季報」の巻末に優待内容の一覧が掲載され、どの企業からどんな優待が提供されているか知ることができる。

②優待の内容は、買物券、食事券、優待券、自社製品の詰め合わせ、お米券、鉄道チケットなど多彩。

③「会社四季報」の巻末には「株主優待を含めた実質高利回り率ランキング」を掲載してますこれは株主優待を現金換算した額と配当額の合計を株価で割ったものです。

④株主優待を受けるためには、その会社の決算末期までに株主にならなければなりません。権利確定の5営業日前(権利付最終日)までに株式を購入して、手続きを取る必要があります。

⑤無配だったとしても、株主優待により、実質的にかなりの利回りを期待できる場合もあります。

3月末の権利確定日を過ぎたらすぐに売却する「優待・配当狙い」の投資家もおり、次の6月決算の企業の株を買って、再度優待を狙うという「優待・配当はしご」する投資家もいます。ただし、こうした狙いと裏腹に株価が大きく下げることもありますので、注意が必要です。

M&A企業をチェックしよう

買収銘柄はどのように見つけるか?

M&A(企業の合併・買収)関連銘柄は、M&Aを行う側の企業とM&Aを受ける側の企業から理解するべきです。いずれにしても、M&Aの材料は、株価の上昇の要因となりますので、投資家は注目すべきです。

①M&Aを行う会社

*買収する側なので、他社を子会社にすることで、連結売上高や営業利益が大幅に膨らみます。利益が大きくなることは、株価上昇の材料となります。

*M&Aによる拡大路線を歩む企業を会社四季報の記者は常に注目しているので、記事に特記されます。例えば記事や見出しに「M&A」「買収」という用語が記載されます。

「会社四季報CD-ROM」を使い、この2語をキーワードにて検索すれば、M&A関連銘柄を抽出できます!

②M&Aを受ける会社

*買収側の動向をチェックする。かつては村上ファンドが狙う銘柄の初期情報についていくだけで、大幅な利益を取ることができました。

*現在は「スティールパートナーズ」や「タワー投資顧問」などの動向に注目すると良い。

*買収される企業には、買収されるだけの理由があります。財務は良いが活用していない資金が多いく、本業の成長が見込めず株価が低迷している場合が多い。ファンドの標的になりやすい特徴があります。

M&Aはここに注意

旧村上ファンドのように(本当に買収するのか?、それとも単なる株価アップ狙いか?)が一般の投資家には分からず、また買収される側の会社の防衛策により、株価は乱高下するので、注意が必要!

ライバル企業比較調査は、記事欄に注意

ライバル企業と何を比較すべきか 1

 

有望な銘柄を探すとき、その会社の財務や業績を「会社四季報」で調べるのは必然ですが、その業界でライバルである会社同士、もしくは業界上位3社を相互に比較調査することも、とっても重要な方法です。

調査では、財務、業績、PER、PBR、ROE、ROA、配当利回りなどを比べます。もしまだ割安で価値が残っていれば「買い」となります。

そのときには、【記事】欄にも注意して、買いの根拠を明確にしておきます。

財務・業績・投資尺度・記事でライバル企業と比較する

ライバル企業と何を比較すべきか 2

 

ライバル、もしくはビッグ3を比較する目的は、その業界をリードする銘柄の中から、割安でさらに発展していく会社を見つけ出すことにあります。

したがって、注目する業種の中にそのような有望な銘柄が見つからない場合には、他の業種から有望株を見つけることになり、まず有望な業種を探すことが前提となります。

業種によっては、競合する会社が乱立しているものもありますから、検討するのに複雑すぎる業種は避けるべきでしょう。たくさんの銘柄があるので、あえて難解な銘柄を選ぶ必要はなく、検討しやすい銘柄や業種を選ぶべきでしょう。

銘柄を比較する方法は、①財務、②業績、③投資尺度(PER、PBR、ROE、ROA、配当利回り)、④記事欄 となります。

 

成長を目指す企業の意気込みを調べる方法

研究や開発、設備投資に資本投下しているか?

 

企業の将来への成長戦略は【指標等】欄の設備投資、原価償却、研究開発を見ることで、ある程度分かります。設備投資には ①既存の設備を改修する「更新投資」と ②生産ラインを増設強化する「新規投資」があります。

売上高に比較して設備投資が大きいと、その企業の経営陣が将来大きく事業を展開させようという意気込みが分かります。

ポイント① 投資の中身の把握

生産能力アップが、合理化か、新規事業か、営業や物流拠点の増設か、など。生産能力アップや新規事業のための投資なら、一般的に売り上げアップになります。

ポイント② 投資規模の変化

売上高の10%を超える投資の傾向があれば、経営陣の積極的な姿勢が読み取れます。業種によっては、企業維持と成長のために設備投資が不可欠なため、他の同業種と比較する必要があります。

株式需要に何が影響するのか

株の需給を理解するためのポイント

 

業績のアップ・ダウンのサプライズは、株価に大きな衝撃を与えます。しかし、投資家は需給の情報にも日ごろから注意が必要です。株価が需要と供給で決定されるので、その要因を理解することが大切だからです。

要因① 持ち合い解消

バブル崩壊後、株式需要の後退を招いたのは企業と銀行でした。企業は深刻化する経営の赤字を回避するため、持ち合い株式を売却して決算対策を行いました。また銀行は、不良債権処理のため、株式を売却して資金を回しました。1年で数兆円規模の売却が続きました。

外国人投資家や外資系ファンドなどの動きは、日本人投資家より判断が早いので、市場が下がり始めると、確信をもって売り続ける傾向が現れ、需要の大きな減退となります。

外国人持株比率が「会社四季報」で、各期ごとに下がる場合は、注意が必要です。

要因② 増資

増資によって株数が増加するなら、株価は理論的には下がります。しかし、収益や成長に関するポジティブな材料があれば、下落を補って株価は上昇しますが、増資は株式の需給を緩める要因であることは、理解しておく必要があります。

要因③ 自己株買い

株式需給を締めることは、株主にメリットをもたらします。内部留保により資金が蓄積され、会社が自社の株式を買い上げることがあります。

特に中規模・小規模企業が一定期間にわたり、自社株買いを実行する場合には、株価には好ましい結果を招きます。

発行済株式が減れば、1株当たりの資産価値が増加、持株数が増えなくても株主にとっては、大きなメリットになります。

さらに深く読み込むために

典型的な割安株を見つける指標PBRは大切

 

株価が割高か割安かを見るのには、2つの見方があります。前記のPERと、ここで説明するPBRです。PBRは、株価を1株当たり株主資本で割って算出(株価純資産倍率)です。

◆PBR = 株価 ÷ 1株当たり株主資本

「会社四季報」では、チャート欄の右にPBRの数字を掲載してます。直近決算(本決算もしくは中間決算)の1株当たり株主資本と数値算出時点の株価を用いて算出しています。

単位は、「倍」です。PERは、下記の点に注意しましょう。

① PBRが1倍を超えると、株価が株主の持ち分を上回っている。(高評価)

② PBRが1倍を割ると、株価が株主の持ち分を下回っている。(低評価)

③ 継続的に利益を上げているのに、PBRが1倍を割っている銘柄は、資産ベースで見ると割安株となる。将来、株価上昇の余地があり、大化けする可能性があります。

④ PBRは、単独で見ないで、同業種のライバル企業や他の銘柄のPBRを比較する必要がある。

PBRから投資検討の企業を見つけたら、前記の方法を使ってその企業が投資対象として十分価値があるのかを、楽しみながら調査すると良いでしょう。

株価の位置、勢い、方向性を確認しよう

「会社四季報」には、チャート欄にローソク足、平均移動線、出来高(売買高)、信用取引の買い残と売り残によって、株価の動きを掲載してます。

チャート欄の基本は、下記の通りです。

ローソク足 始値と終値の株価の違いによって、陽線(上げ)、陰線(下げ)、十字線(変わらず)などのローソク足をつくります。
平均移動線 実線は12カ月、点線は24カ月を示し、上昇トレンドが下降トレンドかなどで売買のタイミングを測るときに使います。
出来高 月々の売買高をグラフにしていますので、銘柄の売買の密度がわかります。

 

チャートでわかること①(株価は今、どの位置にあるのか?)

チャートでは最高値と最低値が表示してあり、チャートを見れば、今株価がどのレベルにあるのかがわかります。株は、いつ買ってもよいものではなく、株価のレベルを見て、チャンスのときに買う必要があります。

 

チャートでわかること②(上昇トレンドなのか、下降トレンドか、横ばいか)

チャートを見て、株価は上昇中か、下降中か、横ばい状態であるかがわかります。トレンドは、チャートを見れば一目でわかります。

2本の平均移動線が、右肩上がりなら強い上昇トレンド、逆にに右肩下がりになっていると強い下降トレンドです。

上げたり、下げたりしているのは、横ばい(レンジ)相場と判断できます。

買うならば、上昇トレンドが始まってすぐの時点で買いたいですよね。

買いのタイミングは、下げを続けていた12カ月線が反転して線上にローソクの陽線が現れたときとなります。その後、24カ月線を下から上に抜けたときは、最も買いたいチャンスのときとなります。これをゴールデン・クロスと言います!

チャートの見方だけで1冊の本が書けてしまうので、テクニカル分析を極めたい人は、本屋でテクニカル分析の本を探してみて下さい。

「会社四季報」予想の変化で、株価下落を察知しよう

株の成長の終焉を予想するのは、ウォーレン・バフェットでさえ至難の業と言っています。我々一般投資家は、「会社四季報」のデータから、いつか始まる株価の大きな下げを読み取り、少しずつ売っていく必要があります。

当然ですが、過激的な変化を感じたなら、持株を全部売却する必要もあります。

業績予想が変わらず・微減というだけで、勢いに乗って上げてきた株価は、調整を始めます。なので、いち早く株価の衰退を察知しないと、投資効率が悪くなります。

指標を組み合わせて、銘柄を選ぼう

よい銘柄とは、①成長性、②高収益性、③高効率性、④安全性の4つの条件を満たす必要があります。それらを満足させる指標を組み合わせて銘柄選びをすることは、有効な投資戦略です。

 

良い銘柄

①高成長性 = 増収率 = (今期売上高̠-前期売上高) ÷ 前期売上高 × 100

②収益性 = 売上高営業利益率 = 営業利益率 ÷ 売上高 × 100

③効率性 = 株主資本利益率(ROE) = 純利益 ÷ 株主資本 × 100

④安全性 = 株主資本比率 = 株主資本 ÷ 総資産 × 100

売上高の成長に加えて、一般的に収益性を示す営業利益率が高いほど、利益が大きくなります。この指標は、効率性を表すROEとともに、外国人投資家が注目しています。

だたし経営基盤である、株主資本比率で裏打ちされている必要があります。

株主資本比率は、高いほど安全性が高いとされています。

5つのステップで手堅く総合判断

値下がりしている銘柄を選び、もし買った位置で値上がりに転じてくれれば、リターンは大きくなります。しかし、値下がりが続けば、含み損が膨らみます。

投資家自身が、さまざまな投資データを参考に判断して、買うべき株価の位置を決める必要があります。

投資には「絶対」はあり得ず、いくつかのステップを踏みながら、自分が信じる基準を満たす銘柄を選らぶことになります。

 

買う前にここを確認しよう

① チャート欄を見て、買いの位置は低いか?成長株か?PERとPBRは割安か?

② 記事欄を見て、記事はポジティブか?事業展開はあるか?

③ 株主欄を見て、大株主は健全か?財閥系の株主はあるか?外国人持株比率は大丈夫か?

④ 業績欄を見て、売上・利益は堅調か?1株利益は毎年増加しているか?

⑤財務欄を見て、利益剰余金はあるか?借金体質でないか?FCは健全か?

そして、最後に、外部環境を検討して、実際に購入していきます。

 

購入後は、株価とチャートを見ながら、目標の利益を確保したら、売って利益を確定しましょう!

 

「会社四季報」を使って「良い銘柄」を見つけたら、「買う前にここを確認しよう」の内容を確認後、外部環境を検討後に株を買いましょう!

もし、買った後に株価が下がったら、なぜ下がったのか?どのデータが悪かったのか?を検討しましょう。

それにより、次の投資戦略の強い味方になります!

 

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