儲かる株の見つけ方教えます  【会社四季報から儲かる株を見つける】VOL1

株で儲けたい人は、成長株・割安株・不人気優良株を見つける必要があります。【会社四季報】を見れば、それが分かります。私が実際に株で儲けるために実践している、会社四季報の見方を教えます! VOL1

 

VOL2を見る  VOL3を見る

 

友人に「○○の銘柄を、○○円で買って、○○円で売りなさい」と教えられ、その通りに取引したら大儲けした!

って時々聞きますよね!

でも、それはたまたま成功しただけであって、偶然と言っても良いでしょう。

怪しげな儲け話や噂、ニュースを鵜呑みにしているようでは、主体的な投資家になれません。主体的な投資家とは、自分で投資対象の会社の業績や財務などのデータを調べ、その会社に価値があるかを見出し、他の投資家がその価値に気づく前に投資をする人のことです。

世界の偉大な投資家が、生涯にわたって実行してきた投資を見ると、企業のデータ分析を徹底的に行っており、決して人任せ、運任せの投資をしていません。

企業の業績や財務などのデータを分析する「ファンダメンタルズ分析」は、株価チャートを使った「テクニカル分析」より高度な知識(金融・経済・会計など)が必要となります。

株式投資で成功するためには、ある程度の分析能力を身に付ける必要があります。

このファンダメンタルズ分析に必要なのが「会社四季報」です。会社四季報は、年4回、3月、6月、9月、12月に発売されます。発売から80年以上の歴史をもち、企業にまつわる情報・データがつまった投資家のバイブルです。

 

会社四季報

1.企業情報を見やすく掲載している。

2.投資対象となる企業を、すべて網羅している。

3.会社辞典の機能を持っている。

4.年に4回も最新データにアップデートされる。

5.有能な記者が、独自取材をして記事を書いている。

6.客観性の高い業績の2期予想を記載している。

 

「会社四季報」から知るべきこと

投資家は、とにかく有望株を発掘できる情報をリサーチしてます。有望株とは、成長株であり、割安株です。これを知るために、投資家は会社四季報を読み込んでいます。

「会社四季報」から何を知ることができるのか?

① 業績の変化と財務の健全度

② 具体的な事業の過去・現在・未来

③ 業種の事情・状況

④ 会社の成熟・衰退

株で儲けるために「会社四季報」のどこを読めば良いか?

① 株価変動に直結する業績欄

② 収益圧迫要因がわかる財務欄

③ 事業の成功・失敗が分かる記事欄

④ 株価変動を予想できる株主欄

⑤ 株価の割安さがわかるチャート欄

「会社四季報」で会社の概要を理解する

上場市場と証券コードから知ることができるヒント

株の取引きは、東京・大阪・名古屋・札幌・福岡の全国5カ所の証券取引所で行われます。

東京・大阪・名古屋の取引所には、一部市場と二部市場があり、一部の方が上場基準が厳しいため、会社の「格」が上とされます。

その他、東証マザーズ、名証セントレックス、札幌アンビシャス、福岡Qボードなどの新興市場や、店頭のジャスダック市場があります。

また、上場されている企業すべてに証券コード番号がつけられています。証券コード番号は業種で区分され、同業種の他社と比較することができて便利です。

カタカナで同じような名前の企業が増えてきたので、会社名でなく証券コード番号で取引すると、間違いをすることがなくなります。

拠点関連記事でも、会社の戦略がわかる

会社がどこにあるのかを知ることは大切です。本社欄には、企業の本社の住所や電話番号の記載があり、他には工場、店舗、商品センターなどの拠点の所在地が記載されてます。

拠点やそれに関連する記事を見ることで、その企業の重要なことがわかります。

1.営業戦略がわかる

優良企業は自社ビルを所有するが、もたない企業もある(信越化学工業 など)

2.地方企業の強み・追随を許さないシェアがわかる

地場の産物を加工した商品を全国規模に拡充(雪国まいたけ など)

3.企業姿勢・企業の体質がわかる

地方で有名になり、やがて全国へ拡大(サトウ食品工業 など)

4.本社、工場などの所在地で含み益がわかる

歴史ある重厚長大な企業は、簿価と時価の差額が大きい(クラボウ など)

5.成長度がわかる

毎年の店舗数や営業所数の増加を見て成長を知る(外食・小売りチェーンなど)

かつて村上ファンドが旧阪神株を狙った理由のひとつは、巨大な含み益が株価に反映されていないためでした。

企業の歴史からわかる経営力の差・含み損益

上場企業の歴史が長いか・短いかは(設立)欄と(上場)欄に記載してある年月でわかります。設立年月日は創業とは違い、株式会社として登記した年月日のことです。100年を超えた名門企業がある一方で、設立間もない企業もあります。

企業の歴史から、次のようなことがわかります。

 

1.上場した年月日でわかる業種の上場ラッシュ

戦争での中断後に東証が再開したのは1949年でした。伝統的業種の繊維・鉄鋼がその後続々と上場しました。また2000年にはITバブルで、情報関連の銘柄が上場ラッシュをしました。こうした時期に、時代のテーマに沿った業種の企業が上場しました。

2.ライバル企業との経営力の差を比較

同じか似たような業種内の会社2~3社を選んで、上場から現在に至るまでの伸び方を比較することで、経営力の差を知ることができます。

3.含み益があるか、含み損があるか

歴史のある会社は、その業種のノウハウを蓄積していたり、含み資産があります。一方、歴史の浅い会社は、地価の高い時に不動産を購入したため、経営を圧迫しているところもあります。

歴史のある会社は、含み資産があるがそれを活かしきれていなかったり、歴史の浅い会社は、含み資産が少ない一方で勢いのある経営で新しい挑戦をして、拡大路線を続ける傾向があります。

 

 

企業の歴史からわかること

*その業種の上場ラッシュはいつか

*ライバル企業との経営力の差

*含み益があるか

*古さと新しさの長所と短所

 

大株主10社が教えてくれる資本系列

自分が投資したいと考える会社は、たいていの場合、その会社だけで経営が成り立っているわけではありません。取引銀行や大手資本が影響力を持って経営に参加してます。

① どこの資本系列なのか?

持株比率が50%を超えていれば、それが親会社で、経営に強い影響力をもってます。20%以上は親会社・子会社関係ではないが、一応系列下となります。

② 金融機関との株の持ち合いはあるか?

金融機関に安定株主として株を買ってもらっていたり、会社の乗っ取りを防止するために、経営に関与しないが株を持ってもらうことが一般的です。

③ 旧財閥系か否か?

三井・三菱・住友など旧財閥系は、グループで株を持ち合ってます。その場合、グループのどこかの会社が材料を出したときには、株価が連れ高・連れ安になることがあるので、その会社の系列は把握しておく必要があります。

親会社に影響を与える連結子会社には注意

連結ベースでの業績把握が銘柄探しの重要点なので、連結子会社には注意を払う必要があります。

連結子会社とは、その会社の50%以上の株式を保有している会社のことです。その場合、直接保有している株だけでなく、他の連結子会社を通じて間接的に保有している会社でも、役員を派遣して実質的に経営を支配している場合には、子会社となります。

会社四季報の【連結】欄に記載された会社は、主な連結子会社となります。

会社の柔軟性は社員の平均年齢などから分かります

会社四季報には、【役員】欄と巻末の役員名追補で役職名と役員名を掲載してます。また【従業員】欄で連結・単体の従業員数、平均年齢、年収を掲載してます。

① 企業の売上高や営業利益を従業員数で割って、従業員一人あたりの数字を算出すると、企業の効率性の違いが分かります。

② 過去の会社四季報と比較すると、従業員の増減が分かります。

③ 給与の高すぎる会社は、高コストで競争力が低下している傾向が見られる。

④ 給与の安すぎる会社は、社員の士気が弱く、将来の発展性に問題がある。

⑤ 従業員の年齢は、若いほど会社の柔軟性を示すことになる。平均年齢が40歳を超える会社は、業種にもよるが高齢化企業と判断される。

⑥ 重厚長大企業は、仕事の熟練度が必要なため高年齢になりやすい。年功序列を採用していると、高齢化企業では総人件費が経営を圧迫することになる。

監査法人情報には注意が必要

会社四季報の【証券】欄には、(主)主幹事、(副)副幹事の証券会社名が記載されています。幹事証券会社は、株式公開の手続きや、ファイナンス(増資や社債発行)の引受業務を担当し、また情報開示やIR(投資家への広報)などのアドバイスを行います。

過去の大きな不祥事事件では、粉飾決算が発覚して、担当していた監査法人が解散に追い込まれました。これにより投資家は、投資対象の会社だけでなく、監査法人にまでも厳しい目を向ける必要があることを知りました。

4大監査法人

有限責任あずさ監査法人

新日本有限責任監査法人

有限責任監査法人トーマツ

PwCあらた有限責任監査法人

一般の投資家が監査法人に注意すると言っても無理があるので、とりあえずは時々監査法人に関するニュースをググるか、サイトを見て内容を確認するのが良いでしょう。

「会社四季報」から株の動きを知る

投資家にとってもっとも関心があるのが、「何によって株価は動くのか?」です。これを知ることで、会社四季報を手がかりに詳細を調べることができます。株価が動く理由は、下記の通りです。

① 企業業績動向

業績が好調だからこそ、利益が生じて投資家の人気が集まる。ならば【業績】欄を見て業績がどんな状況で、堅調・好調・絶好調など数字で知ることが大切です。

② 財務体質

財務体質は、当然良いことが求められます。しかし、無借金の会社でも有効に剰余金を使っていない会社は、投資家は積極的には興味を示しません。逆に若干財務体質が脆弱でも、事業の拡大路線に好感が持たれると、株価が上昇する場合もあります。

③ 株式需給原因

株式分割による一時的な需給の変化により、株価が上昇することもあります。しかし、株式増加による希薄化を嫌う投資家もいるので、必ずしも株価が上昇することはないので注意が必要です。

④ 時代性・トレンド・テーマ性

証券会社やアナリストが市場に対して発言力を持っているため、彼らのセールストークや説明は、株の時代性・トレンド・テーマ性で表現されやすいです。投資家は、魅力のある響きに影響を受けて積極的になります。

⑤ 金利・景気など外的環境要因

一番率直に反応する銘柄は、金利敏感株、景気敏感株でそれぞれに深く関係する指標が発表されると、すぐに株価が反応します。どういう指標が出たら上げるのか・下げるのかを検証しておくだけで、有利に投資ができます。

⑥ 合併・買収

M&Aによって、合併・買収が話題に上がり出すと、企業価値が上がると判断された会社の株価は、大きく動きます。具体的な形に落ち着くまで、数倍に化けることもあります。

株価の循環を四季にたとえると、わかりやすい

景気敏感株の銘柄グループがあります。景気敏感株は、景気の変動に大きく影響されるので、景気の循環に応じて業績の回復と後退を繰り返します。「景気循環株」と言われるのは、そのためです。

これと対照的に、医療品・食品・飲料・日用品メーカーなどは、好況・不況にかかわらず比較的業績は安定しており「ディフェンシブ銘柄」とか「業績安定業種株」と言われます。

循環に関して、もうひとつ理解しておきたいことは、「景気と金利と株の循環」パターンです。これを季節にたとえると、下記のようになります。

◆春の金融相場

景気後退で借金をしやすいように金利水準が引き下げられ、業績は依然悪いが株価は反転を始める。

◆夏の業績相場

やがて好況となり、企業収益が素直に株価に反映される業績相場に入る。

◆秋の逆金融相場

景気が過熱気味でインフレ懸念が起き、金利水準が引き上げられ、春とは逆の相場になる。

◆冬の逆業績相場

金利引き上げにより、業績が悪化して、夏とは逆の相場に入る。

 

ここがポイント

*景気・相場は循環する

*景気循環に連動する「景気循環株」がある。

*循環する節目には、業績ごとに需要の特徴的なシグナルが現れる。

*景気にあまり左右されない銘柄株は、「ディフェンシブ銘柄」と呼ばれる。

*景気の循環を相場で見ると、金融相場 → 業績相場 → 逆金融相場 → 逆業績相場 → 金融相場 へと循環する。

 

大きい題材と小さい題材がある

相場は、大きい題材と小さい題材があります。大きな題材とは、業界全体を動かすものです。大きい題材は、下記の通りです。

◆原油価格の上昇=石油、石炭などの資源株が上昇

◆地価の上昇=不動産関連株が上昇

◆為替が円安=電気や自動車など輸出関連株が上昇

◆金利低下=電気・ガスなどの公益企業や電鉄・金融機関関連株が上昇

大きな題材で人気化した場合には、業績アップや収益率アップに繋がり、多くの投資家が関心を寄せます。そのため人気は長期化して、繰り返し検討された株価は大きく上昇します。

ここで長期化とは、業界の代表銘柄が先行して上昇し、それに追随する2番手・3番手の銘柄も人気化するということです。

大きな銘柄と判断された銘柄は、長期間保有して利益を確保します。なお、業界の代表銘柄は、証券コードの下二桁が「01」となっていることが多いので、確認しやすいです。

成長株探しに必要な12の着眼点

成長株とは、長い期間を経て株価が大きく上昇する銘柄のことです。割安株投資とは異なり、成長株投資では3年から5年、それ以上を保有することになります。

成長株の企業の選定条件には、共通のものが多くて、最低でも下記の12項目をチェックする必要があります。

1.市場開拓力・商品の研究開発力が強い

2.経営者が優秀かつ有能なブレーンがいる

3.その業界の中でニッチな存在である

4.法律の規制が比較的自由な業種である

5.財務体質が健全で資金力がある

6.人件費が適正で、従業員一人あたりの利益率が高い

7.EPS(一株利益率)が伸びている

8.売上高でなく出荷数量と純利益が伸びている

9.販売組織が強力

10.業界をリードしている

11.特許やフランチャイズを持っている

12.強いブランド力を持っている

歴史の浅い企業だけでなく、古くて歴史のある企業でも同じである。成長する有望株を見つけるためには、まず、有望業種を見つけ、その中から有望株を見つけることです。

たとえば、好況時・不況時の企業の過去のデータを調べる。景気の山と谷のときに、業績が右肩上がりになっているかを調べる。爆発的展開で成長する業種の場合、世界的な変革の流れがあるか否かを調べる必要があります。

記事欄とデータでチャンスを見出す

では、会社四季報を使って、どのようにチャンスを見つけ出せば良いでしょうか?

会社四季報の記事は、前半は業績で、後半は材料記事です。成長株に必要な条件は、この2つの記事と下記のデータから読み取ります。

1.財務力・資金力は【財務】欄の(利益剰余金)や(有利子負債)

2.人件費は【従業員】欄の従業員数と平均年収、従業員一人あたりの利益率は【業績】欄の利益を従業員数で割って算出

3.【財務】と【業績】欄からは、売上高総利益率・ESP・ROE・ROA

4.出荷数量は【URL】欄からその企業にアクセスして確認、

5.純利益は【業績】欄の(利益)をチェック

企業の衰退がわかる7つの情報

残念なら永遠に続く成長株はありません。どんなに成長してきた株も、やがて衰退して、成熟株になります。株価の上昇が止まり、下落に向かうことで、株の保有者は時期を見て売却する選択をします。

では、どのような状態になったら、成長から成熟になったと判断すれば良いのでしょうか?

1.経営トップの交代

2.市場が飽和状態になる

3.衰退の印象

4.激化する競争

5.法規制の強化

6.人件費や原材料の上昇

7.出荷数量や売上高利益率の低下

 

これらを「会社四季報」から読み取ることにより、株価が上昇する会社を選ぶ有力な材料となります。

 

まず、「会社四季報」から企業の歴史・財務の健全性・資本系列・景気循環株なのか業績安定業種株か?・成長期か成熟期か?を知ることが大切です!

 

VOL2を見る  VOL3を見る

 

  FP FX Trader Japan